

『2』を作る時に『敵』として新しいキャラクターが必要だと考えました。
『1』でダーク西園寺篇は完結してしまったのです。
僕はキャラクターを考えるのは好きなのですが、演じてくれる人を探す
のはとても苦手です。
ストレスが少なく、自由に色んなことを試せる制作環境を手に入れる為にも、
気心の知れた人に出演してもらうのは必須だと考えました。
だけど、気心の知れた人+演技もできる人なんてそうそういません。
しかも、僕は相手がプロの役者さんではなく、演技とかノータッチの友人でも
際限なく色々な方向性の演技を強要してしまいます。
(しかも無邪気を装い、その演技が難しいことを気付かないフリをしてです!)
僕の提示する、リアリズムの全くない状況とそれに対する間違ったリアクションをフルヤさんやタッキーはきっと違和感なくやってくれています(←いや違和感あるわ!)
そういう事に付き合ってくれる人は誰かいないかと考えていました。
ある時期から僕の念頭には上馬場(うえばば)さんに頼もうという考えが浮かんでいました。上馬場さんなら宮本さんも面識があるし昔クンフー映画を撮った仲です。
そう思いながらも、上馬場さんの真価を発揮できるキャラクターを考えてから
皆に打ち明けようと思い1人考え続けていました。
そんなある日、宮本さんと道を歩いている時に宮本さんの方から
『上馬場さんに出てもらえばいいんじゃないのか?』と言われました。
宮本さんもそう思うのなら間違いないと思いました。
だって彼は、僕が5年間かかっても見抜けなかった人の特徴や性格を
10分ぐらいで見抜くことができる人なのですから。
というわけで『2』には上馬場健弘さんに敵役として出演してもらいました。
ここまで読んで上馬場さんって『誰?』ってお思いの方もおられると思います。
遅くなりましたが、上馬場さんのご紹介をさせてもらいます。
エッヘン、上馬場さんは自身でも映画を撮られる一方で、色々な自主映画に出演されいる方です。きっとプロフィールがあればかなりの量の出演作があるはずです。ジャンルを問わず様々な映画に精通されていてツイッターでも大活躍されています。
劇中では、確かな演技力と時に寂しそうな表情も見せてくれます。
手が空いている時にはたまにマイクも振ってくれたりします。
しかも、シナリオの自分のセリフの部分に蛍光ペンで目印をつけて来てくれます。そんな前準備をして来てくれる人は初めてです!
上馬場さんに出演のオファーを初めてした時に
『今まで普通に喋っていて、次の瞬間にブチ切れることってできますか?』
と質問したら『俺、そういうの得意だから』と
言っていたのが印象に残っています。
写真は上馬場さんです。
posted by staff at 14:40|
ダークシステム制作日誌
|

|